人生幸朗的パギやん日記

YASUKUNI

ファイル 130-1.jpg

七藝でドキュメンタリー映画『靖国』の上映。会場に溢れる四百人の観客が来て、四階の中華飯店大宴会室に特別会場を設えた。
自民党代議士・稲田某が「反日的で中立性に疑問がある。公的助成したのは大問題」と検閲に等しい試写会を要求して、マスコミ各社がこの映画を批判する論調を繰り広げた。その結果、東京では上映を中止する映画館が続出、関西での上映も危ぶまれた経緯がある。
2年前の8月15日、コネズミが靖国神社を参拝した時、台湾・韓国・沖縄をはじめ多くの「合祀取り下げ」訴訟原告(遺族)たちが真っ向から反対した。映画にはその模様が収録されている。また、軍服を着たコスプレ集団のファシズム的示威行動や、靖国参拝促進派の人々の姿とその主張も克明に記録している。ナレーションもなく、靖国神社のある一日のできごとを横軸に、そして「靖国刀」を鍛える刀工の見事な仕事ぶりを縦軸に、淡々と事実を綴っているにすぎない。作品論を言えば、編集の物足りなさも感じさせるほど控えめである。
この映画の何が問題で、どこが「反日的」だというのか?「反日的」という感触や決めつけは、靖国神社が侵略戦争美化の巨大装置であること、また、あの空間と施設が日本軍国主義を毫も反省していない、という本質を見せつけられることの苛立から来るに違いない。
政府公報じゃあるまいに、ドキュメンタリー映画に中立性など存在するものか!「靖国神社を通し<日本>を考える。<戦争と平和>を考える。何も知らなかった自分が恥ずかしい。厳しいが、愛がある。これは<愛日映画>だ!」(鈴木邦男「パンフレット」掲載コメントより)上映自粛などという為体を演じた館の弁明が聞きたいものだ。
初回上映が終わってみれば、何のトラブルもなく、右翼が抗議に来るはずもなく…朝八時前から入り口付近に押しかけて入場路をふさぎ「絵とインタビューをとるぞ!」とばかりに周囲の迷惑も顧みない無能マスコミ(特に「よみうりテレビ」と「産経新聞」の馬鹿ドモ)と、警備を大義名分に刑事八人もの動員をかけた淀川署のアホどもが騒いだだけだった。誰が何を、敢えて、問題視しているのか--推して知るべし。

トラックバック一覧

コメント一覧