日々の喜怒哀楽を綴ります。

わたしの<死者>へ

ファイル 1452-1.jpg

辺見庸さんから『瓦礫の中から言葉を』が届く。先日の『詩集』に続いて、二冊目のプレゼント…「2012年1月1日 第1刷発行」という奥付記に思わず微笑んだ。副題の「わたしの<死者>へ」が、『ばらっく』で朗読した詩「祖国という時」に繋がる。
「…死者達よ 安らかな眠りに落ちるな/慎ましかった 命の燦めきを語れ/なによりも あなた自身の 死を語れ/私に繋がる 死者のために/私の繋がる 数多の死者の モノガタリヲ…」
歴史(過去)は死者との対話であり、未来は死すべき私たちが語る世界だ。「わたしの<死者>へ」の言葉を噛みしめよう。噛みしめても噛みしめても、虚無の支配する世界に棲むことだけは確かな我と我が身だ。
噛みしめた後の味は、自棄か慈悲か、はたまた、自虐か慈愛か…。
辺見さん、ありがとう!君、生き急ぎ給うことなかれ、くれぐれも--

トラックバック一覧

コメント一覧