日々の喜怒哀楽を綴ります。

下衆・外道・人非人!

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『人民新聞』2018.8.5号投稿記事。
(以下、本文のみ)
太田出版は、1997年に起きた神戸連続児童殺人事件の犯人「酒鬼薔薇聖斗」を名のった「少年A」(事件当時14歳)が32歳になって書いた手記『絶歌』を2015年に発売、発行後一ヶ月で25万部、3億7500万円を売り上げた。そしてつい先日、創出版は、相模原市「津久井やまゆり園」で入所者など46人が殺傷された事件から2年を期に、殺戮者・植松聖(28歳)の手記『開けられたパンドラの箱』を出版した。今度は、どれほど儲けるつもりだ?!
被害者や遺族の心情を疎んじて、何よりも、事件とその歴史的・社会的背景の徹底した検証と対象化、そこから導き出されるべき痛苦の反省と教訓、そして、その全社会的共有化が全くなされていない情況で、「売れ筋の猟奇物」よろしく本を出す。その版元の出版社が如何に正義ぶって「意義」を唱えようと、筆者は断言しよう「元少年Aも植松も、ほくそ笑んでいるに違いない。その嗤いを知りつつ銭儲けに奔走する、オマエ等には言論人の矜持・誇り・名分など一欠片もないのだ」と。
2014年10月、「日本に女性差別は存在しない」と国会で発言して物議を醸した自民党の杉田水脈が、今度は「LGBTは生産性が無い」と書き、言い放った。言わずもがな、杉田の主張はナチスそのものだ。
ナチス時代のドイツでは「健全な民族共同体」を創出するという名目で「出産奨励策」が実施された。「子どもを生産」しない男子同性愛者は、当然にもこの政策に違反することになる。そして、約10万人が逮捕され、その半数が刑務所や強制収容所などに強制収容された。
「出産奨励」は、20世紀初めに欧米で成立した優生学 (eugenics) をその「学問的」基礎に置く政策だ。その結果、優生学的に、つまり遺伝的に「劣等」と見なされた障害者たちの出生を防止する目的で「断種法」が作られ、その犠牲者数は40万人以上に上ったという。優生学は、社会改良の効果的手段として各国で受け入れられ、積極的に奨励されたという歴史を有する。優生学に基づく断種法が成立したのは、ナチス・ドイツ、アメリカ合衆国の幾つかの州、北欧の数カ国だけだったが、断種手術をこれほど大規模に行ったのはナチス・ドイツだけだ。しかし、日本も例外ではない。ハンセン病患者に対する断種がなされ、旧優生保護法(1946~96年)下で精神疾患や障害を理由に1万6000件に上る強制不妊手術が行われたことは周知の事実である。
さらに、杉田の発言で見落としてはならないのは、「LGBTに対する支援や税負担は無駄だ」という点だろう。ナチス体制が成立する契機となった世界大恐慌の時代、障害者を対象とする福祉政策を切り捨て、財政的負担の軽減が図られた。断種法の経済的基礎は、ここにこそ存在する。極めて安易な診断基準を適応して精神障害者を「作り出し」、この人々に対して強制的断種・不妊手術が実施されたのだった。その国民的合意は「不幸な子どもが生まれないように」というスローガンとキャンペーンで成立した。
日本では、障害を持つ我が子を殺した親や、介護に疲れて身内を手にかけた者は必ず「情状酌量」の対象になるのが常套だ。かつて、横塚晃一は「…働かざる者人に非ずという価値観によって、障害者は本来あってはならない存在とされ、日夜抑圧されている」(『母よ、殺すな』より)と正鵠を射たが、この<価値観>を社会的に制度化したのが、他ならぬナチス・ドイツだった。「生きる価値のない存在」は抹殺の対象となり、ユダヤ人、スィンティ・ロマ、性的少数者、障害者、等々、「劣等人種」(あるいは「反社会分子」という烙印を押されて)は虐殺された。その結果、ヨーロッパで暮らしていた全ユダヤ人の68%が殺されたのだ。ヒットラーが計画した「T4作戦」という障害者の安楽死計画に対して、ドイツ北西部の町ミュンスターの司教、クレメンス・フォン・ガーレンはこう非難した。
「貧しい人、病人、非生産的な人がいてあたりまえだ。私たちは、他者から生産的であると認められたときだけ生きる権利があるというのか?非生産的な市民を殺していいという原則がでて実行されるならば、我々が老いて弱ったとき、我々も捨てられるだろう。非生産的な市民を殺してもよいとするならば、今、弱者として標的にされている精神病者だけでなく、非生産的な人、病人、傷病兵、身体が不自由になった人すべて、老いて弱ったときの私たち全てを殺すことが許されるだろう。」 
相模原の事件では、殺された障害者の実名と人生は一切語られず「人数・年齢・性別」だけが発表された。つまり日本は、それを「良し」とする社会なのだ。最首悟は、「いまの日本社会の底には、生産能力のない者を社会の敵と見なす冷め切った風潮がある。この事件はその底流がボコッと表面に現れたもの」(『朝日新聞』2016年8月8日)と分析した。そう、その通り。犯人・植松は「精神異常」でも「通り魔」でもない、「正気」なのだ。その意味で、相模原事件の共犯者は「日本社会そのものだ」と言っても過言ではない。
元少年A、植松聖、杉田水脈…その延長上には、必ずホロコーストが待ち受けている。遠景には、ヘイトスピーチを煽る輩どもと、その親玉・安倍晋三が居並んでいる。筆者は断言しよう「杉田水脈も安倍晋三も、元少年Aと植松、それ以下の下衆にして外道、人非人」だと。読者諸賢よ、この下衆・外道・人非人どもとの「共犯関係」を断ち切るべし!

繁昌亭にて

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「怪談噺」の会、五日目。
終演後、お染さんとツーショット(笑)。

辺野古・ゲート前から!

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名護の成田さんが「土砂搬入を阻止したぞ!」と写真や動画をたくさん送ってくださいました。嗚呼、飛んで行きたい。
9月の知事選は、翁長さんの弔い合戦だ。必勝!

何でって…

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お父さんが
文部官僚だも〜ん(笑)。

終戦記念日言うな、ボケ!

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終戦記念日言うな、ボケ!

キャラメル

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きむ・きがんの新作『キャラメル』、圧巻!

第47回「釜ヶ崎夏祭」

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三角公園は灼熱…それでもたくさんの人々が集いました。
仕事を寄こせ!殺すな!釜ヶ崎解放!
心の内のシュプレヒコール。

平和と祈りを求める祭典(12回目)

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在日大韓基督教・名古屋教会の青年たち、そして、名古屋で平和・人権・福祉・労働…様々な分野で運動をされている人々が実行委員会を創って毎年行っている祭典に、今年は愚生を呼んでいただきました。懐かしい顔、新たな出会い、楽しくも有意義な六〇分!皆様に感謝いたします。

現代の"人生幸朗"を目指すパギやんが、日々の喜怒哀楽を綴ります。嬉しい出会いあり、怒髪天をつく「怒」あり…【詐欺国ニッポン】を旅しながら、今日も今日とて《反・否・非・不~》なのであります。

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