日々の喜怒哀楽を綴ります。

不勉強でした…

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昨日、何だか絶望感にとらわれて「放射能で全ての命は消滅する」とぼやいたのだが、小出先生の『放射能汚染の現実を越えて』で、わが"ぼやき"は浅知恵で、間違いであることを教えられた--。
「1979年に米国のスリーマイル島原子力発電所で大きな事故が起こった。(略)圧力容器の蓋があけられ、水底深く沈んでいる燃料の取り出し作業が始まった。しかし、作業を始めたとたんに、うごめく物体によって中が見えなくなってしまったのである。そこは、人間であればおそらく一分以内に死んでしまうほどの強烈な放射能が飛び交っている場所である。<さながら夏の腐った池のようだった>と作業員が報告したその物体とは、なんと生きものであった。単細胞の微生物から、バクテリア、菌類、そしてワカメのような藻類までが、炉心の中に増殖し繁茂していたのである。(略)過酸化水素水を投入して、その生きものは殺される。しかし、一度殺されたはずのその生きものは驚異的な生命力で再三再四復活し、以降何カ月にもわたって、作業の妨害を続けるのである。(略)生命は、人間の想像をはるかにこえてたくましかった。」(同書P.11~12より)
小出先生は「生命の神秘」を礼賛しているのではない。人間という生命種が如何に傲慢で、地球にとってどれほど「有害か」を述べているのである。後続の「恐竜絶滅」譚も、実に興味深い。