日々の喜怒哀楽を綴ります。

ガサ入れ

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09:50 どこから来るかと橋のたもとで待ち受ければ、平野運河の南側からデカらしき5人が来る。こちらに視線を送るも、何も言わない。あれ?コヤツら、ガサ入れする当人の顔も確認できないのか…一群の後をつけていって、我が家の前に屯せんとするところを、背後からすかさず「おいでやす」と声を掛ければ、一同驚いて振り返る。捜査令状をしっかりと確認して、捜査開始。数千冊の蔵書と枚挙に暇などありえない文書類の山に捜査員一同、戸惑う。2階・3階に上がろうとするも「それでなくても悪い夫婦仲を、また一層悪くさせるつもりか!」と一喝すれば「わかった」と退散。結局、何も出ず。
11:20 コラボ玉造[TAMAZO]ガサ入れ。目当ての「自動車購入の領収書」が出て、そこで捜査終了(パチ・パチ・パチ)。趙博本人の任意調書を取りたいというので、了承する。口頭でFさんのことを話すこと二〇分。その後、担当刑事が「調書」を作成するのに長時間を要した。何故か?彼が文章力と漢字の知識に乏しかったからである。「出版」「演奏」「鴫野」が書けない。その都度、教えてやる。出来上がった調書を見れば「迷惑」を綴れずに「迷わく」となっている…いやはや、いかんともしがたい。随行してきた若い4人は「趙さん、井筒監督と対談したんですか」「全国廻ってるんですね」「あのギターは高いんでしょう」などと、語りかけてくる。微笑ましいくらいに従順で、そこいらの大学生のようにウブだ。
12:05 家宅捜査終了、押収物三点。
15:30 調書作成終了、署名押印。
憲兵的威圧でもって「弾圧してやろう」だの「こいつらイテこます」とか、そんな大それた意識や態度は一切なく、「権力」の末端にいる人間が、ただただ粛々・淡々と自分の「仕事」をこなしている、そんな様子だった。「権威主義的パーソナリティ」「権力を笠に着る犬」「虎の威を借る狐」等とはほど遠い。加えて、趙博に関して、事前調査をしているとは思えない今日の捜査とその対応だった。つまり、キャツ等は予習すらしてこなかったのだ。趙博に大学と予備校での講師歴ありと知るや、態度がコロッと変わる…要するに、その程度の「末端」なのである。紳士的に過ぎる彼らの所作に「アイヒマン的人間」(H.アーレント)を見てとることは、この上なく容易い。正直、驚いた。と同時に「人民が自ら首を絞めるとわかっているときに直接の弾圧など無用ではないか」(『ポストモダンの共産主義』)というジジェクの言辞が脳裏に浮かんだ。
今回一連の暴挙と「ハシゲ現象」とは、"無関係"でかたづけられないことは二言を要さぬ。いま、眼前で「全体主義運動」が進行している。「ごく普通の日常」の位相で、抑圧と弾圧、そして、ファシズムへの「合意の体系」(グラムシ)が醸成され深化していく…恐ろしい。
しかし、負けてままるか(怒!)。アホンダラ・ボケ・カス・タワケ・サナダムシ!!