日々の喜怒哀楽を綴ります。

訃報あり…

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『劇団態変』の福森慶之介さんが逝った。2、3年前からかなり体調を崩しておられて、昨年の【ファン・ウンド潜伏記】韓国公演の際も、かなり無理を押しての渡韓と出演だったように思える。僕は「つくば」にいたので、遺作となった『ゴドーを待つ』(今年2月4日・伊丹アイホール)を見損ねてしまった…。
福森さんとは、彼が「ポレポレバンド」というデュオをやってた時に知り合った。もう、30年近く前だと思う。その時、「ポレポレ」がスワヒリ語で「ゆっくり」と言う意味だと教えてもらった。それ以降は、つかず離れず、僕のライヴや「歌うキネマ」の常連で、特に天音ちゃんとのご縁があって、天音堂でのライヴには何度も足を運んでくださった。
金満里という発光体の燦然たる輝きの中で、あるいは、その周囲で、または、対称軸に位置して、福森さんや小泉君は「斜線の美」を作り出す存在だった。上手い喩えではでは決してないが、疲れ目の「飛蚊」のようなノイズが出ているのだ。ふーっと飛んできて、見ようとしないのに見える。追い払いたいのに、つい、目線で追ってしまう。存在が主体化されず、舞台空間そのものから滲み出てきたかのような<身体>とその有り様だった。その二人が、『ゴドーを待つ』でどんな絡みを見せたのか…今となっては想像するしかなく、返す返すも残念だ…。
福森さん、あなたの「ポレポレ」に心より感謝します。合掌。
清眞人「遊ぶ人は遊ぶ唄をもって~福森慶之介さんを訪ねて」