日々の喜怒哀楽を綴ります。

全引用

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Fさんの感想をお借りします!
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映画「金子文子と朴烈」を観てきました。よい意味で予想が裏切られ、韓国映画の底力を見せてくれた作品でした。

何度か書いてきたのですが、韓国映画は現代史を描いた作品に傑作が多いのに比べ、植民地時代を題材にした作品には、どうにもリアリティが感じられず、個人的には不満の残るものが少なくありませんでした。しかしこの作品はほとんど違和感なく画面に集中でき、128分の上映時間があっという間に過ぎていきました。(リアリティという面では、全然色合いが違いますが、私が観た限りでは林権澤監督の「将軍の息子」以来だったと思います。)

この作品の大筋は史実に従っていますが、当然のことながら、フィクションのエピソードがふんだんに盛り込まれています。虚実を織り交ぜつつ一つの物語に仕立てていくという歴史劇映画の王道は、植民地時代の事件や人物を題材にした作品では、なかなか成功しなかったように思います。その意味で、この作品は高く評価される値打ちがあります。

また、予想が裏切られたというのは、金子文子や朴烈の主張を、ここまで正面から語らせているとは思わなかったからです。二人の真っ直ぐ過ぎる訴えを聞きながら思わず緊張してしまったのは、今のご時世、私も知らず知らずのうちに萎縮してしまっていたということなのでしょう。日本でこの映画の公開、配給に努力された方々の勇気に、大きな拍手を贈りたいと思います。

この映画の成功が、金子文子役のチェ・ヒソの好演に多くを負っているのは疑う余地がありません。彼女のチャーミングさを絶賛する映画評が多いのは当然ですが、ただへそ曲がりの私からすれば、彼女の魅力は「想定内」でした。😊 韓国の女性俳優のレベルの高さを、みんな知らないのかしらん⁉️😊

韓国映画の歴史物の話題作は、最近スペクタクル作品が多かったのですが、韓国映画のもう一つの得意ジャンルであるラブストーリーがベースになっていたことが娯楽性を担保してくれました。やっぱり映画はこうでなくっちゃ❤️