日々の喜怒哀楽を綴ります。

絶望と「善意の敗北主義」

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●善意の敗北主義は取らない●
…安倍政権に対する反対闘争をしている側が、いかに平和のため、統一戦線形成のためとは言いながら、天皇主義者宣言をするっていうのは絶対やっちゃいけないことだと思う。なぜ、内田さんはこういうことを語ったか。背景には日本君主制を取り除くことができないという断念があると思います。それならば、天皇制を支持する平和主義者を味方にしようということでしょう。私はこれを「善意の敗北主義」と名付けます。
もう一つは、少し際どい問題ですが、「本土」で行われている反基地派の基地引き取り運動がありますね。あれは基地撤去に対する「断念」が起点になっている。この場合は、沖縄の人たちの声との応答に動機があります。沖縄には反基地派を含む「本土」の日本人に対して「基地がなくせないなら基地を引き取れ」という倫理的追求があります。倫理的にはこれは100%正しいと私は思います。しかし、これを反基地運動家が自分たちの運動のスローガンにしてしまったらアウトだ。「本土」の良心的基地引き取り運動は基地の賛成派がすべきであって、「本土」の基地絶対反対派はしてはいけない。運動と罪滅ぼしは違います。
(『同書』P.34 菅孝行さんの発言から引用。)

安倍晋三の危険性

YouTube「チョムスキー教授が語る安倍晋三の危険性」
警告だけではなく、歴史の勉強にもなります。
なぜ日本にはこういう知性が無いのでしょうか?

放射能の今

小出裕章先生の講演録です。私たちは、12月9日に大阪へお迎えします。

辛淑玉の慧眼

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御意!

下衆・外道・人非人!

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『人民新聞』2018.8.5号投稿記事。
(以下、本文のみ)
太田出版は、1997年に起きた神戸連続児童殺人事件の犯人「酒鬼薔薇聖斗」を名のった「少年A」(事件当時14歳)が32歳になって書いた手記『絶歌』を2015年に発売、発行後一ヶ月で25万部、3億7500万円を売り上げた。そしてつい先日、創出版は、相模原市「津久井やまゆり園」で入所者など46人が殺傷された事件から2年を期に、殺戮者・植松聖(28歳)の手記『開けられたパンドラの箱』を出版した。今度は、どれほど儲けるつもりだ?!
被害者や遺族の心情を疎んじて、何よりも、事件とその歴史的・社会的背景の徹底した検証と対象化、そこから導き出されるべき痛苦の反省と教訓、そして、その全社会的共有化が全くなされていない情況で、「売れ筋の猟奇物」よろしく本を出す。その版元の出版社が如何に正義ぶって「意義」を唱えようと、筆者は断言しよう「元少年Aも植松も、ほくそ笑んでいるに違いない。その嗤いを知りつつ銭儲けに奔走する、オマエ等には言論人の矜持・誇り・名分など一欠片もないのだ」と。
2014年10月、「日本に女性差別は存在しない」と国会で発言して物議を醸した自民党の杉田水脈が、今度は「LGBTは生産性が無い」と書き、言い放った。言わずもがな、杉田の主張はナチスそのものだ。
ナチス時代のドイツでは「健全な民族共同体」を創出するという名目で「出産奨励策」が実施された。「子どもを生産」しない男子同性愛者は、当然にもこの政策に違反することになる。そして、約10万人が逮捕され、その半数が刑務所や強制収容所などに強制収容された。
「出産奨励」は、20世紀初めに欧米で成立した優生学 (eugenics) をその「学問的」基礎に置く政策だ。その結果、優生学的に、つまり遺伝的に「劣等」と見なされた障害者たちの出生を防止する目的で「断種法」が作られ、その犠牲者数は40万人以上に上ったという。優生学は、社会改良の効果的手段として各国で受け入れられ、積極的に奨励されたという歴史を有する。優生学に基づく断種法が成立したのは、ナチス・ドイツ、アメリカ合衆国の幾つかの州、北欧の数カ国だけだったが、断種手術をこれほど大規模に行ったのはナチス・ドイツだけだ。しかし、日本も例外ではない。ハンセン病患者に対する断種がなされ、旧優生保護法(1946~96年)下で精神疾患や障害を理由に1万6000件に上る強制不妊手術が行われたことは周知の事実である。
さらに、杉田の発言で見落としてはならないのは、「LGBTに対する支援や税負担は無駄だ」という点だろう。ナチス体制が成立する契機となった世界大恐慌の時代、障害者を対象とする福祉政策を切り捨て、財政的負担の軽減が図られた。断種法の経済的基礎は、ここにこそ存在する。極めて安易な診断基準を適応して精神障害者を「作り出し」、この人々に対して強制的断種・不妊手術が実施されたのだった。その国民的合意は「不幸な子どもが生まれないように」というスローガンとキャンペーンで成立した。
日本では、障害を持つ我が子を殺した親や、介護に疲れて身内を手にかけた者は必ず「情状酌量」の対象になるのが常套だ。かつて、横塚晃一は「…働かざる者人に非ずという価値観によって、障害者は本来あってはならない存在とされ、日夜抑圧されている」(『母よ、殺すな』より)と正鵠を射たが、この<価値観>を社会的に制度化したのが、他ならぬナチス・ドイツだった。「生きる価値のない存在」は抹殺の対象となり、ユダヤ人、スィンティ・ロマ、性的少数者、障害者、等々、「劣等人種」(あるいは「反社会分子」という烙印を押されて)は虐殺された。その結果、ヨーロッパで暮らしていた全ユダヤ人の68%が殺されたのだ。ヒットラーが計画した「T4作戦」という障害者の安楽死計画に対して、ドイツ北西部の町ミュンスターの司教、クレメンス・フォン・ガーレンはこう非難した。
「貧しい人、病人、非生産的な人がいてあたりまえだ。私たちは、他者から生産的であると認められたときだけ生きる権利があるというのか?非生産的な市民を殺していいという原則がでて実行されるならば、我々が老いて弱ったとき、我々も捨てられるだろう。非生産的な市民を殺してもよいとするならば、今、弱者として標的にされている精神病者だけでなく、非生産的な人、病人、傷病兵、身体が不自由になった人すべて、老いて弱ったときの私たち全てを殺すことが許されるだろう。」 
相模原の事件では、殺された障害者の実名と人生は一切語られず「人数・年齢・性別」だけが発表された。つまり日本は、それを「良し」とする社会なのだ。最首悟は、「いまの日本社会の底には、生産能力のない者を社会の敵と見なす冷め切った風潮がある。この事件はその底流がボコッと表面に現れたもの」(『朝日新聞』2016年8月8日)と分析した。そう、その通り。犯人・植松は「精神異常」でも「通り魔」でもない、「正気」なのだ。その意味で、相模原事件の共犯者は「日本社会そのものだ」と言っても過言ではない。
元少年A、植松聖、杉田水脈…その延長上には、必ずホロコーストが待ち受けている。遠景には、ヘイトスピーチを煽る輩どもと、その親玉・安倍晋三が居並んでいる。筆者は断言しよう「杉田水脈も安倍晋三も、元少年Aと植松、それ以下の下衆にして外道、人非人」だと。読者諸賢よ、この下衆・外道・人非人どもとの「共犯関係」を断ち切るべし!

尹東柱 再発見!

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目から鱗が5枚くらい落ちた!そう、尹東柱は今で言う「朝鮮族」だったのだ!その彼の詩作が「韓国国民文学」に取り込まれていく過程がよ〜くわかった。尹東柱の同時代性、それは、日本、韓国、朝鮮、中国を貫いて、僕たちの眼前に何度も立ち現れる。まるで「四・三」の白碑の如く…。

忘備録

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「ネイションの自覚が自己目的化し、人種的な特性の強調や、捏造によるところの大きい民族や国民の本質といったようなものの追求が、文明や文化や政党の目標になるときには、もはやそれは人間の共同体っとは言えず、何か別のものになってしまうのです。」
(サイード『ペンと剣』より)

猫が/で考える

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犬の安産に肖んで、妊娠五ヶ月目に入った女性が最初の「戌の日」(1月11日、2月4日など)に腹帯を巻いて安産祈願の神社参りをする古くからの風習がある。ベビー服や妊婦帯のメーカーも「戌の日カレンダー」などをネット上で紹介しているほどだから、この風習は未だに根強く続いているようだ▲60年代の人気番組『ひょっこりひょうたん島』で「ブルドキア」という犬の国が出てくる。博士やトラヒゲ以下、島の住民は皆牢屋に捕らえられて「風呂番、家番、お店番、いろんな番をして働け!」と迫られる。番犬の人間に対する復讐・仕返しだ。一方、犬の兵隊達が歌う「俺たちゃ雑犬…お風呂に入るのも一番後さ。食事にありつくのも一番後さ。たった一つ一番はじめにやれることは、一番危険な戦場へ一番先に行くことさ…」という『ワンワンG1ブルース』が何とも物悲しかった▲人間と暮らし始めた最も古い動物だからだろうか、犬に対する人間様のイメージは、<忠良・従順・勤勉>と<下僕・卑屈・背信>が常に二律背反する。また「強い犬は吠えない」などと格言が罷り通っていて、キャンキャンと五月蠅い犬は嫌厭される▲しかし犬よ、吠えろ!この国の不条理に吠えろ!愚かな人間の愚鈍と愚行に向かって、吠えろ!吠えろ!(『まねき猫通信』No.186巻頭言)

現代の"人生幸朗"を目指すパギやんが、日々の喜怒哀楽を綴ります。嬉しい出会いあり、怒髪天をつく「怒」あり…【詐欺国ニッポン】を旅しながら、今日も今日とて《反・否・非・不~》なのであります。

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