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地震と津波で東北地方が受けた甚大な被害の爪跡も生々しく、数十万の被災者が避難生活を強いられ、何よりも原発事故の恐ろしさが人々の脳裏に焼き付いている。首都圏の各地でも放射能汚染のホットスポットが次々と発見されていた。「3・11」から二年しか経っていない二〇一三年、「オリンピックどころではない」という理性と良識は多数意見だったはずだ。しかし、同年九月ブエノスアイレスで開かれた国際オリンピック委員会(IOC)総会で、マドリード、イスタンブールとの誘致合戦を制して「二〇二〇年東京五輪」開催が決定された▲安倍晋三は、投票前の演説でこう述べた。「フクシマについて、お案じの向きには、私から保証をいたします。状況は、統御されています。東京には、いかなる悪影響にしろ、これまで及ぼしたことはなく、今後とも、及ぼすことはありません。」これほど公然たる嘘はない。しかし、これほど堂々と嘘をつかれると人は唖然とするばかり…今、日本全土は「東京五輪、万々歳!」だ▲一九四〇年の東京オリンピックが中止になり、五年後に二発の原爆が投下されて大日本帝国は崩壊した。一九六四年大会は、戦犯国・日本の国際社会への復帰を印象づけた。二〇二〇年は日本消滅の序曲、いや最終章か。(『まねき猫通信』No.173 巻頭言)

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松本英志 2016年12月17日21時44分 編集・削除

ナチスドイツ、ソ連、中共(中華人民共和国)と、「オリンピック」とはまさに「大量殺戮国家の国際承認」であったという歴然たる事実が、いまだに当たり前の認識にはなっていないという恐るべき事実!

オリンピックとは、戦争よりも有効である「国民的高揚」と「国民精神総動員」を可能ならしめる一大国家事業(イベント)であり、まさに「国家権力(が主導するナショナリズム)の祭典」と呼ばれるにふさわしいものだからである!!

この事を如実に象徴していると言えるものこそが、かのレニ・リーフェンシュタールよるベルリン・ナチスオリンピック・ドキュメンタリー映画の秀作(?、ナチスプロパガンダの白眉!)、「民族の祭典(Olympia)」であった。

また、このオリンピックへの高揚感を高める絶大なる演出とも言える「聖火リレー」なるものも、このナチスオリンピックであったベルリンオリンピックの成した発明だったのである。

ナチスドイツは、このベルリンオリンピックの開催と大成功によって、文字通りに、国際社会の承認を得た。

そして、2008年北京オリンピックの開催と大成功によって、同様に国際社会の承認を得て、米露に次ぐ超大国への道を獲得したと言えるのが中華人民共和国であった。

ならば、次は北朝鮮で「ピョンヤン(平壌)オリンピック」が開催されるとしても、決して驚くようなことではない。

そうなれば、ナチスオリンピックさながらに、北朝鮮お得意の一大マスゲームの大演出オリンピックに、世界中が沸き返ることになるだろう。

「嘘」は人々を唖然とさせるほどに堂々とつけばつくほど、その効果はより巨大なものになるとは、かのヒトラーが言った(その旨を述べた)ことである。

そのヒトラーよりもさらに巨大な規模で、世界中に堂々と大嘘をついてきたのがスターリンであり、毛沢東であったではないか!

このヒトラー、スターリン、毛沢東の国家が、いずれも堂々とオリンピックを開催してきたのである。

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