日々の喜怒哀楽を綴ります。

猫が/で考える。

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フェイスブックを通じて懇意になり邂逅を得た神戸金史)さんと初めて飲んだ。一年前の「相模原虐殺事件」で19人が殺害され27人が負傷、犯人が「障害者は生きている価値などない」と傲然と言い放ったその日の夜、神戸さんは酔っ払いながら綴ったと言う▲『障害を持つ息子へ』 [略]あなたが生まれたことで、私たち夫婦は悩み考え、それまでとは違う人生を生きてきた。親である私たちでさえ、あなたが生まれなかったら、今の私たちではないのだね。ああ、息子よ。誰もが、健常で生きることはできない。誰かが、障害を持って生きていかなければならない。なぜ、今まで気づかなかったのだろう。[略]息子よ。君は、弟の代わりに、同級生の代わりに、私の代わりに、障害を持って生まれてきた。[略]息子よ。そのままで、いい。それで、うちの子。それが、うちの子。あなたが生まれてきてくれてよかった。私はそう思っている。父より▲大反響を呼んだ「詩」は放送番組や単行本になり、翻訳もされて世界各地で共感の旅を続けている。神戸さんは放送の仕事に携わりながら、講演活動にも忙しい。一年前、不覚にもこの「詩」に気付ずにいた鈍感の罪を、執筆者が償うこととあいなった「新宿ゴールデン街」の夜でありました…(笑)。
(『まねき猫通信』No.179 巻頭言)

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