歌うキネマ

キクとイサム

黒人のアメリカ兵と日本人女性との間に生まれたキク(姉)とイサム(弟)は、東北のある村で婆ちゃん[北林谷栄]に育てられていた。天真爛漫に成長しようとする二人に、心ない人たちの偏見と差別の視線が注がれる。イサムがアメリカへ養子にやられ、取り残されたキクは懸命に生きようとするのだが……。

戦後日本の「民主主義」社会の中にあって、意図的に封印され触れられようとしなかった<混血児問題>を、巨匠・今井正が1959年に映画化、『キネマ旬報』第1位に輝いた「独立プロ」時代の金字塔的作品。

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